それでも、キミが好きなんだ



背が高いわけではない私が上の方の本棚に届くわけがない。


脚立を使えば良いんだけど…

怖いんだよね。


けど


私は勇気を出して脚立を使おうとする。


こ、怖い。



身体が震える。


…え…


誰かが私から本を奪い、上の方の本棚にしまう。


「あ、ありがとうございま…」


私は振り向く。


…あ…


「無茶するなよ。」


り、陸斗君!


そっか…

朝、図書館で勉強してるんだっけ。


「あ、ありがとう…」


「ああ。で?他に高い所に置く本は?」


「…え…」


「お前、身体震えてるし。脚立、苦手なんだろ?」


「う、うん。」


「すげぇ涙目。」


「た、助かります!ありがとう、陸斗君!」


私は脚立から降りると言う。


「いえいえ。で?どれ?」


「ここの本全部…」


「了解。」


「り、陸斗君…勉強は良いの?」


邪魔しちゃったなぁ。