浩太君…。
胸が切なく痛んだ。
浩太君の真剣な表情が
頭に浮かんだ。
今日はいつもとは違う浩太君を男の子として意識した。
私は浩太君と同じだ。
だから
浩太君の気持ちを考えると辛かった。
「美鈴、どうしたの?ぼーっとして。」
「あ、ごめん!何でもないよ!」
実家に帰ってから、私はぼーっとしていた。
陸斗君の事。
浩太君の事。
色々な事がぐるぐるして。
ぼーっとしちゃうんだ。
「美鈴もお年頃だもんね。」
「へ?」
「さて、ご飯作りましょうか。」
「あ、私も手伝う!」
みんな、今どうしてるかな。
実家に帰ってから連絡してないなぁ。
みんなでまたどこか遊びに行きたいなぁ。
――大晦日。
「美味しい!」
お母さんの作ったおそば美味しいなぁ。


