それでも、キミが好きなんだ



――ガラッ。


「都倉、遅い!…って桜沢?」


教室に入ると、先生が私を見てキョトンとした表情をする。


「先生!さっさと終わらせてください!美鈴ちゃんと遊びたいんで。」


「なっ…都倉!」


「俺だってたまには本気、出しますよ?」


浩太君は笑って先生にそう言うと、私を自分の隣の席に座らせた。


浩太君…?






「はぁ…疲れた!」


浩太君は補習が終わると、言う。


「お、お疲れ様!」


「美鈴ちゃんの為にいつもより一時間早く終わらせられた!」


「浩太君…」


「今日はずーっと暇だからたくさん付き合うよ?お姫様。」


「へ?」


「てか、俺が美鈴ちゃんといたいだけなんだけど!」


「こ、浩太君…」


「美鈴ちゃん、顔赤いよ?可愛い。」


「だ、だって…浩太君がいつもより積極的だから…」


「そりゃ、そうだよ。俺だって本気だもん。」