それでも、キミが好きなんだ




「り、理世ちゃんは恋愛とか…」


「あたしはあるよ。中学の時、大学生の彼氏いた。」


お、大人だなぁ。


「恋…かぁ。」


私には無縁だとずっと思ってたから考えた事なかったなぁ。



「美鈴の初恋はいつ?」


「しょ、小学生の時!入院してたから…お医者さん。」


「へぇ!年上かぁ。」


「けど…注射されて以来、苦手な存在に…」


「あはは!初恋終わるの早いなぁ。」


「注射苦手だからね。」


「じゃあ、これからだね。」


「これから?」


「そ!」


これから…かぁ。



私はどんな恋をするんだろう。


どんな人を好きになるんだろう。





――翌日。


「ありがとうね、美鈴ちゃん。」


「いえ!」


私の今朝の仕事は図書館の本の整理のお手伝い。



だけど


「んー…」


た、高いなぁ。