それでも、キミが好きなんだ




「わ、何だろ…」


私は紙袋を開ける。



すると


…あ…


可愛らしいくまのヘアゴムだ。



「か、可愛い!ありがとう、浩太君!」


「よ、良かった!美鈴ちゃん、こういうの好きだと思って。喜んでくれて嬉しいよ。」


みんなから祝って貰えて嬉しいなぁ。



すると


――ガラッ。


「あ、陸斗!おはよう!」


「あ、ああ…」


陸斗君…?

何だか様子が…。


「夏穂さんと会ってたんだろ?」


「まぁな。」


夏穂さんと…。



だ、だめだめ!


私、気にしすぎ。



だけど


陸斗君、どうしたのかな。



ちょっと元気ない?






――放課後。


「美鈴、誕生日なんだし…どっかでお祝いしようよ!」


理世ちゃんが私に言う。


「大丈夫だよ!プレゼントだけで私はすっごく嬉しいから。」