それでも、キミが好きなんだ





「へぇ、彼が陸斗君ね。」


「お、お母さん…」


お母さんはにやにや笑ってる。



「とても感じが良くて、素敵な子ね。とっても美形だし。」


「陸斗君は学園の王子様だからね。」


「美鈴が好きになるはずね。」


「え?」


「頑張りなさいよ、美鈴!」


「け、けど…陸斗君には彼女が…」


「そんなの関係ないじゃない。好きなのは自由なんだし。それに…」


「ん?」


「いえ。とにかく、美鈴は諦めちゃだめよ!」


「お母さん…」


「お母さんだって、お父さんと付き合えるまで大変だったのよ?」


「そっか…」


「頑張りなさい、美鈴。きっと大丈夫よ。」


「お母さん…」





諦めない…かぁ。


私はこれから…





――翌日。


「美鈴、ありがとうね。とても楽しかったわ。」


「いえいえ!私も久々に会えて嬉しかったよ。」