陸斗君はバスケで大活躍。


すごいなぁ。



私なんて走ってるだけなのに…。


まさに完璧な男子!



それが陸斗君。


私、すごい人が友達なんだなぁ。


走るの速いし、どんどん点入れてる。



けど

帰宅部なんだっけ。


中学時代は部活に入ってたのかな。



すごくキラキラしてる。


カッコイイなぁ。


私、何でこんなにも陸斗
君が気になるのかな。





「ゲーム終了!」


わわっ…

結局、何も役に立てないまま終わってしまった!



っていうより


陸斗君を見つめて終わってしまった。


な、何やってんだろ。



こんなの…

何かおかしいよ。


陸斗君は友達。

だから気になるんだ。


きっと!



――昼休み。


「美鈴の弁当、可愛いね。」


「今日はキャラ弁にしてみたの。」


今日も私は理世ちゃんとお昼ご飯を食べる。