それでも、キミが好きなんだ




「鋭いなぁ、美鈴のお母さん。美鈴は鈍いのに。」


理世ちゃんが笑って言う。


「ふふ、美鈴の鈍いとこはお父さん似だからね。」


「お、お母さん!」


もう!


「けど、美鈴の好きな人は陸斗君…でしょ?」


「うっ…」


お母さん…


「早く会いたいわね!」


お母さんは笑って言う。


陸斗君、そろそろ帰って来るのかな。


一ヶ月は長いよ。





その日の晩も私は理世ちゃんとお母さんとクリームさんで夕飯だ。


だけど

今日は私が作る番。


だからドキドキ。



だけど


「美味しい!」


「さすが、美鈴!」


「よ、良かった!ありがとう。」


二人は私が作ったロールキャベツを食べ、褒めてくれた。



「美鈴、さすがね。腕を上げたわね。」


「美味しすぎる!」


「ありがとう!」


良かった、二人が気に入ってくれて。