それでも、キミが好きなんだ




「そんな緊張しなくて良いのよ。初めまして、美鈴の母です。」


「わ、若くてお綺麗ですね。」


「ありがとう、浩太君。」


お母さん、照れてる。



「浩太君も夕飯一緒にどう?」


「え?」


「お母さん!」


「今日は美鈴が作るのよ。だから…」


「すみません。行きたいのはやまやまなんですが…一応、ルールで夜6時以降に男子が女子寮に入るのは禁止でして…」


そう…なんだよね。


「そうなの…残念ね。」


「お、お誘いありがとうございます!」


「いえいえ。」


「じゃあ、俺はこれで。またね、美鈴ちゃん、高田ちゃん。美鈴ちゃんのお母さんも、さようなら!」


浩太君はそう言うと、寮へ帰った。


浩太君…


「感じ良い子ね、浩太君。」


「そうでしょ?」


私は笑ってお母さんに言う。


だけど


「あれは明らか、美鈴に惚れてるわね。」


…え…


「お、お母さんっ!?」