「先生、高山は留学中ですよ?」
「ははは、そうだったな!」
陸斗君、いないんだよね。
一ヶ月が長く感じるなんて。
いつもは一ヶ月なんてあっという間なのに。
陸斗君、どうしてるのかな。
慣れない環境でも上手くやってるよね。
少し会えないだけでも、不安で寂しい。
私は陸斗君の席を見つめる。
やっぱり、寂しいのはなかなかおさまらないや。
だめな私…。
――昼休み。
「美鈴、都倉と何かあった?」
「へ?」
「何かおかしい。」
理世ちゃんが突然私に聞く。
「そ、そうかな。」
「昨日、一緒に遊んだんでしょ?」
「う、うん…」
私は理世ちゃんに昨日の事を話した。
「そっか。都倉も美鈴にマジだからね。」
「けど、私…」
「美鈴は高山が好きなんでしょ?」
「う、うんっ。」


