それでも、キミが好きなんだ




「浩太君…」


「美鈴ちゃんの笑顔をもっと近くで見たいって。陸斗に向ける真っ直ぐな瞳を俺に向けて欲しいって。だから…」


「浩太君…」


「俺だって諦めたくない。」


「わ、私…」


「そろそろ帰ろっか。今日はありがとう。また、遊ぼうね。」


「あ、あの…」


すると


浩太君はいきなり私の頬にキスをする。



「え?浩太く…」


「ま、またね!美鈴ちゃん!」


浩太君はそう言うと、私から離れた。



浩太君…。


頬にキス…されちゃった。



ごめんね、浩太君。


それでも、私…





――ガチャ。



私は部屋に帰る。


今日は色々あったなぁ。



浩太君の事、男の子として意識しまくりだよー。


浩太君の気持ちに私は答えられない。



切ないなぁ。


私も浩太君も一方通行の恋をしてるんだ。