「このうさぎのマスコット可愛いなぁ。癒される!」
「何だか、美鈴ちゃんみたいだな。」
「へ?」
「可愛くて癒される。」
浩太君は笑って言う。
…え…
「そ、そんな事ないよ!」
何だか調子くるっちゃうな。
やっぱりデート…なのかな。
うっ…何か、緊張してきた。
浩太君もやっぱり男の子…なんだなぁって実感。
そう思うと意識しちゃうなぁ。
前に告白されたわけだし。
友達でいたい。
けど
浩太君は私の事…
陸斗君は私に告白された時、こんな気持ちだったのかな。
だから
翌日からは普通に接して…
「みーすずちゃん!」
「な、何?」
「ぼーっとしすぎ。俺とのデート、楽しくない?」
で、デート…。
「た、楽しいよ!」
「また、陸斗?」
「え?」
「ね、どうしたら美鈴ちゃんは俺の事、見てくれる?」