「そ、そっかぁ。」


「だから、こんな風になったのも…あたしなりの反抗。けど、結局…みんな離れてくだけだった。親も先生もクラスメイトも…あたしを嫌なものを見るみたいな目で見てた。」


理世ちゃん…


「ご、ごめんなさい。」


「へ?」


「私も最初、理世ちゃんに話しかけづらくて…理世ちゃんの事…誤解してたかも。」


「美鈴…」


「けど、陸斗君が…背中を押してくれたから…」


頑張って話しかけられたんだ。


「そっかぁ。」


「理世ちゃんもずっと…寂しかった?」


「本当いうとね。」


「私も…同じ。」


「…え?」


「小中学は入退院を繰り返して…学校にあまり行けなくて…人との関わり方が分からなくなっちゃってたの。」


ずっと寂しかった。


「そっか。じゃあ…これからだね。」


「…え?」


「あたし達なりに仲良くやって行こう?美鈴となら、親友になれると思う!」


「う、うん!」