「もう少しで港着くし、着いたらすぐ帰ろ!」
「けど、夏穂さんに挨拶…」
「それは都倉が何とか言いくるめてくれるから。そんな顔してちゃ、高山達が心配するよ。」
「理世ちゃん、ごめんね…」
私はみんなに心配かけてばかりだ。
「良いの!そんな事気にしないの!」
「理世ちゃん…」
「大丈夫だよ。辛い時はたくさん泣いて。」
「うん…ありがとう…」
私はこれからどうしたら良いんだろう。
ずっとずっと
陸斗君が好きで。
終わりが見えない。
ただ、切なくて苦しい…。
「美鈴、帰ろ?」
「うん、じゃあね…浩太君。ありがとう!」
港に着くと私は浩太君にそう言って、理世ちゃんと帰る。
浩太君にはひどい事しちゃったなぁ。
浩太君は私を想ってくれてるのに…私は自分の事ばかりだ。
だめだなぁ。


