それでも、キミが好きなんだ





…あ…


陸斗君と夏穂さんがステージに上がる。


その後から威厳がある中年の男性が。



「あ、陸斗のお父さんだ!」


浩太君が言う。


…え…


あの威圧感がある人が陸斗君のお父さん…。



夏穂さんは綺麗だなぁ。

ドレスも似合う。


すると


「私の娘、宮瀬夏穂と高山グループの跡取りである高山陸斗はこの度、正式に婚約致しました。」


…え…


夏穂さんのお父さんが言うと、私の胸がひどく痛み始める。



「高山社長、これからもよろしくお願いします。」


「こちらこそ。」


夏穂さんのお父さんと陸斗君のお父さんが握手をすると、陸斗君と夏穂さんがお辞儀をする。



すると


来客全員が拍手をする。


分かってたはずなのに…



改めてはっきりと言われると、胸が苦しい。


やだ…。



こんな事思う自分が嫌。


「美鈴ちゃん?」