それでも、キミが好きなんだ




「浩太君、スーツ似合うね!カッコイイ。」


私は浩太君に言う。



やっぱり何でも着こなせちゃうんだぁ。


「あ、ありがと。」


「い、いえいえ!」


やっぱり

まだ意識はしちゃうな。


浩太君には一度告白されてるわけだし。



「行こう、美鈴!都倉!」


「う、うん!」


「お、おぅ!」



私達は会場へ向かった。







「…わ…」


大きな豪華客船!



「映画に出てくる船みたいだ!」


「本当!」


しかも

…わ…


セレブがたくさん。


「あれ、人気俳優じゃん!」


「あ、あの人はサッカー選手の…」



す、すごすぎ!


「わ、私…こんな所来て大丈夫だったのかな?」


「大丈夫、美鈴ちゃん!俺も一般人だから。」


「な、仲間だね!浩太君。」


「気にしすぎだよ、二人とも。」


理世ちゃんが私達に言う。