…っ…


「は、はい!」


「けどね。」


「はい?」


「美鈴ちゃんと仲良くなった時、面白い奴と仲良くなったって言ってたよ。」


「お、面白い…」


んー…どんなところだろ。



「陸斗と仲良くしてくれてありがとうね、美鈴ちゃん!」


夏穂さんが笑って言う。


「い、いえ!」


やっぱり私には敵わないな。


私には届かない世界。






「じゃあね、美鈴ちゃん!今日はありがとう。」


「い、いえ!楽しかったです。」


私達はカフェを出る。



「そうだ、美鈴ちゃん!今週の土曜日空いてる?」


「…え?」


「クルージングパーティーがあるの!友達も誘って良いからおいでよ!」


「クルージングパーティー…」


「そ!美鈴ちゃんが来ると嬉しいし。安心するの!お願い!」


パーティーかぁ。


「じゃ、じゃあ…」


「ありがとう!美味しい料理たくさん用意するからね。」