それでも、キミが好きなんだ




「ほ、ホールかぁ…」


「それに、美鈴ちゃんの人見知りを克服するチャンスだし!」


そ、そっか。


「わ、分かった!何事も経験だし。」


「あ、ありがとう!美鈴ちゃん!午後からよろしくね。」


「は、はい!」


かなり緊張するけど…
頑張ってみよう!





「桜沢さん、パフェお願いします!」


「桜沢さん、お土産用のクッキー在庫ある!?」


午前は午前でちょっとハード。



私は調理室内を走り回る。


けど



何だか楽しい!


バイトってこんな感じなのかなぁ。



「美鈴ちゃん、紅茶お願いします!」


「はーい!」



今日もいっぱいいっぱい頑張るんだ!





そして

あっという間に午後。



「す、スカート短い…」


私はメイド服に着替えると言う。



ヒラヒラして可愛いけど恥ずかしい。