違う意味でドキドキする。
陸斗君の優しさが嬉しくて、ただ愛しい。
「すっごく怖かった!」
「え?あたしは全然。」
「俺も!」
うっ…
怖かったのは私だけかぁ。
私達はおばけ屋敷を出ると、教室に向かう。
「陸斗君、ありがとう。最初よりは落ち着いたよ。」
私は陸斗君に言う。
「いえいえ。桜沢って本当びびりなんだな。」
「うん、怖いのすっごく苦手なんだぁ。学校のおばけ屋敷なら大丈夫だと思ったんだけど…」
本当に怖かった!
「びびってる桜沢、面白かったな。」
「り、陸斗君!」
うっ…恥ずかしいよ!
「桜沢さん、パフェお願いします!」
「はーい!」
教室に戻ると、私は料理係の仕事に戻る。
今日は結構売り上げ良いみたいだ。
この調子で料理頑張るよ!


