それでも、キミが好きなんだ






「…ん…」


…はっ…


床で寝てしまった!



目が覚めると、私は起き上がる。


すると



…ん?


ブレザー?



私の身体に大きめのブレザーがかかっていた。


これ…


…あ…



り、陸斗君!?


私の側で陸斗君が床に座り込んだまま眠ってた。



陸斗君がかけてくれたんだ…。


このブレザー。



…あ…


床には私が大好きないちごミルクが置いてあった。



だめだなぁ。


陸斗君の優しさにキュンキュンしちゃうよ。



こんな事されると、どんどん好きになっちゃうよ。


陸斗君はずるいよ…。



「…ん…」


陸斗君は目を覚ます。



…あ…


「陸斗君、おはよう!」



私は陸斗君に言う。


「あ、ああ…おはよう…桜沢…」


寝ぼけてる…。