それでも、キミが好きなんだ




「美鈴の作ったポスター、可愛いね!」


「ありがとう!」


「美鈴ってセンス良いよねぇ。」


「そんな事ないよー。理世ちゃんだって、ポスターすっごくオシャレ!」


「ありがとう。あたし、高校出たらデザインの勉強したいからさ、こういう作業好き。」


「そっか!理世ちゃん、オシャレだもんね。」


「そんな事ないって。」



私と理世ちゃんはポスター作りをする。



すると


「高山、この花の飾り、この辺りで良いかー?」


「ああ!」


陸斗君はクラスの中心になって1番働いている。



すごいなぁ。


作業してる時の陸斗君。

指示してる時の陸斗君。



カッコイイなぁ。


料理の試食会が終わってから、陸斗君は文化祭の準備や委員会で忙しく、なかなか話せてない。



挨拶を交わす程度。


だけど、

それでも、頑張ってる陸斗君を見れるだけで幸せで。