それでも、キミが好きなんだ



し、深呼吸して…

自然に話しかける。


えーっと…

持ってる物を褒める!


何があるかなぁ。


…あ…



「高田さん、あの!」


「何?」


高田さんは私を見る。


や、やっぱり

震えちゃうよー。


けど



「そ、その携帯…可愛いね!」


「ああ…ありがと。」


高田さんはそう答えると携帯を見つめる。


だ、だめだ!


上手く会話が続かない!



けど

私…頑張らなきゃ。


「あ、あの…」


「何ー?」


ど、どうしよう。



言葉が出て来ない。


私はちらっと陸斗君を見る。



すると


陸斗君は口パクで「行け」と言う。


う、うん!

こうなったら直球…。


「わ、私と友達になってください!」


わわ…

みんなに見られてる!



けど


高田さんに届いて!

私の思い。