それでも、キミが好きなんだ




文化祭、楽しみだなぁ。




――放課後。


「衣装持って来たよ!」


浩太君が私に言う。


「衣装?」


「そ!陸斗に用意して貰ったんだ。」


「本当に良いのか?あんなので。」


浩太君が言うと、陸斗君が言う。



あんなの?


「これ、これ!」


浩太君は衣装を袋から出し、私に見せる。


…え…


「め、メイド服!?」


可愛いけど、恥ずかしいかも…



「陸斗の家のメイド服な。」


「…え…」


陸斗君の家のメイドさんの服なんだ、これ…



「たくさんあるから貰って来た。」


た、たくさん!?


「で、男子は執事服。」


浩太君が私に執事の衣装を見せる。



「ま、まさか…」


「ああ。陸斗の家の執事服な。」


り、陸斗君の家ってどんな感じなんだろ。