それでも、キミが好きなんだ




「…桜沢?」


――ドキッ。


「り、陸斗君…」


偶然にも陸斗君に会ってしまった。



ずっと会いたくて。

ずっと話したくて。


声が聞きたくて。

顔が見たくて。


陸斗君の顔を久しぶりに見たらほっとする。



「…おかえり。」


陸斗君は笑って言う。


「た、ただいま!」


やばい。



陸斗君に久々に会えるだけでこんなにも嬉しい。



「久々に昼飯、一緒に行くか?」


…え…


「う、うん!」


「ちょうど今から行こうとしてたんだよ。」


「学食?」


「違うよ。」


「どこだろう…」


「桜沢もきっと気に入るよ。行こうぜ。」


「う、うん!」


う、嬉しい…。



陸斗君と一緒にお昼ご飯!



しかも、二人でだなんて。


やばいなぁ。