それでも、キミが好きなんだ



みんなに会いたい。


陸斗君に会いたい。



寂しい…。







「美鈴!」


「わっ…何?」


「最近、よくぼーっとしてるわね。」


「そ、そうかな?」


「何かあったの?」


夕飯中、お母さんが聞いてきた。



私、最近はずっとぼーっとしてるみたい。


「な、何もないよ!」


「そ。」


「あ、そうだ!後で文化祭のカフェで出すメニューについて聞いてくれる?」


「良いわよ。」


みんなに会いたい。



家族と過ごすのももちろん楽しい。


だけど

やっぱり寂しいんだ。


夏休みが始まって一ヶ月。



一ヶ月間が妙に長く感じられる。


「美鈴、ちょっと良い?」


「ん?」


私はお母さんに呼び出される。



わ、私…


何かしちゃったかな。






「…学校に帰りたいなら帰って良いわよ。」


お母さんは笑って私に言う。