それでも、キミが好きなんだ




「り、陸斗君と久々にお話がしたくて…」


緊張して声が震える。



電話…なのに…


『そっか。俺もちょうど電話しようと思ってたんだよな。桜沢、どうしてるか気になったし。』


…え…


「そ、そっか。」


『元気だったか?』


「う、うん!充実した毎日を過ごしてるよ。」


『そうか。』


「さ、さっきはクリームさんと遊んでたんだぁ。」


『クリームさん?』


「私の家の犬だよ。白くてふわふわしてるんだぁ。」


『へぇ。今度、写真見せてよ?』


「う、うん!」


だめだなぁ。

話せば話すほど、
会って話したくなるよ。



『俺の家にもいるぞ。でかくて白くてふわふわした犬。』


「そうなんだ!」


可愛いだろうなぁ。



『今度、見せるよ。』


「う、うん!」


『…何か久々に桜沢の声聞くと落ち着く。』


――ドキッ。