それでも、キミが好きなんだ






「美鈴ちゃん、明日から帰省かぁ。」


寮までの帰り道、浩太君が言う。


「浩太君は帰らないの?」


「来週、二泊三日で。」


「短いんだね。」


「母ちゃん、いちいちうるさいからな。帰ってもつまらん。」


浩太君は嫌な表情で言う。


「そっかぁ。理世ちゃんは?」


「あたしは帰らない。」


理世ちゃんが言う。


「そっか。」


理世ちゃんちって両親が色々厳しいんだっけ。



「…陸斗君は?」


「俺も帰らないな。両親、仕事でロスだし。帰っても執事とメイドしかいないからな。」


陸斗君が言う。


し、執事とメイド!?

両親が仕事でロス…。



やっぱりすごい!


「美鈴、ゆっくりしてきてね!」


理世ちゃんが私に言う。


「うん!なるべく早く帰るね。」


みんなでまた遊びたいし。