それでも、キミが好きなんだ




「同じだね。」


「ああ。」


今日は何だか陸斗君をいつもより近くに感じる。



ドキドキする。


近付けば近付くほど、
好きは止まらない。


いつか

この気持ちが溢れ出しちゃったらどうしよう。



このままで良い。


友達として陸斗君の側にいられたら良いんだ。



「みんなで写真撮ろうよ!美鈴ちゃん、せっかく浴衣なんだし。」


花火を使い果たすと、浩太君が言う。



「うん!」


「すみませーん!」


浩太君は知らない人に声をかける。



…あ…


「みんな、撮るよ!」


また、陸斗君の隣だ。



それだけですごく嬉しい。


幸せで。



――パシャッ。


ずっとこんな時間が続けば良いのにな。



だけど


いつかはみんな思い出になっていく。



そう考えたら切なくて寂しい気持ちになった。