それでも、キミが好きなんだ




デートってこんな感じなのかなぁ。


だ、だめ!



こんな事考えたら余計に切なくなる。


陸斗君には大切な人がいる。



私なんかよりずっとずっと特別な人がいるんだ。



だけど


分かってるのに。



ずっとこうしていたいだなんて思ってしまう。





「おーい!」


…あ…


途中で私達は浩太君と理世ちゃんと合流する。



「陸斗だけずるい!俺が美鈴ちゃんと二人で回りたいのに…」


「はいはい。」


陸斗君と浩太君は並んで歩く。


何の話してるのかな。


「美鈴、明日からだよね!帰省。」


「あ、うん!お父さんが寂しがってるから早く行く事に。」


「そっかぁ。美鈴がいないと寂しいなぁ。」


「なるべく早く帰れるようにするよ。帰ったら遊ぼうね!」


「うん!」


明日から帰省かぁ。



しばらくみんなと会えなくなる。


陸斗君とも会えなくなっちゃうんだなぁ。