それでも、キミが好きなんだ



陸斗君、気に入ってくれたみたいで良かったなぁ。





「…甘くて美味い。」


陸斗君が言う。


タコ焼きと焼きそばを食べ終えると、私達はかき氷を食べる。


陸斗君と私はいちご味。


「陸斗君、いちご本当好きなんだね。」


「ああ。」


何だかこういうとこは可愛いなぁ。



「俺、唐揚げ買って来るよ!」


「あたしはわたあめ買って来る!待ってて!」


みんなノリノリだなぁ。



浩太君と理世ちゃんは食べ物を買いに行く。


私も冷やしパイン買わなきゃ。



「陸斗君、私も冷やしパイン買って来るね!」


「あ、桜沢…」


私は冷やしパインを買いに行く。



確かあっちの方で見たなぁ。


えーっと…



すると


「君、一人?」


わっ…


ガラが悪い感じの大学生くらいの男子三人組に私は取り囲まれる。



こ、怖いです。


陸斗君と浩太君以外の男子は慣れてない。