それでも、キミが好きなんだ




今日は髪をアップにしてみた。


少しは雰囲気変わったかな。



大人っぽく見えるかな。


ど、ドキドキする!



だけど


今日は陸斗君が来るんだし。



今日はいっぱい楽しむ!





私は待ち合わせ場所の神社の境内前に向かう。



すると


「美鈴ーっ!」


…あ…


理世ちゃんと浩太君が先に来てた。



「お、お待たせ…」


うっ…

浴衣なの私だけだぁ。


「み、美鈴ちゃん!」


「浩太君?」


「ゆ、浴衣…かわゆすぎ!」


浩太君は顔を赤くしながら言う。


浩太君…


「ありがとう!」


「美鈴、浴衣似合うね。良いなぁ。」


理世ちゃんが言う。


「ありがとう。理世ちゃんも着れば良いのに。」


きっと似合うよね!


「あ、あたしは恥ずかしいもん。」


「えー?きっと似合うのになぁ。」


理世ちゃん、可愛いし。