それでも、キミが好きなんだ




「り、陸斗君はどうだったの?」


私は陸斗君に聞く。


すると


「はい。」


陸斗君は全ての教科のテスト用紙を私に見せる。


わっ…


1番低い点で95点!?

100点ばっか。


わ、私とはレベルが違すぎる!



「す、すごい!陸斗君…」


「これくらい取らないと親が厳しくてな。国公立大目指してるわけだし。」


す、すごいなぁ。



さすが、陸斗君。


「浩太も赤点は免れたみたいだし、夏祭り行けるな。」


陸斗君が笑って言う。


な、夏祭り…。


「うん!楽しみだね!」


あの浴衣着て行けるんだ。


嬉しい!

早く行きたいなぁ。


楽しみすぎる!





そして


あっという間に学校は
終わり…


夏休み!


「こ、こんな感じかな。」


私は自分で浴衣を着付ける。


いつもと違う私。



髪飾りも良い感じに使えたかな。