それでも、キミが好きなんだ




そして


「よ、酔った。」


「お、俺も!」


私と浩太君は終わると言う。


「ハンドル回しすぎたな、俺も美鈴ちゃんも。」


「まさかあんなに回るとは思わなかったよー。」


すると



「楽しかったね、陸斗!」


「ああ。」


夏穂さんが答えると、陸斗君が言う。


陸斗君は大丈夫かなぁ。


落ち着いて見えるけど。



「そろそろ、お昼行く?」


夏穂さんが言う。


「ああ。」


「行きましょう!」


私達はレストランへ向かう。


…あ…


陸斗君と夏穂さんは楽しそうに話しながら歩く。



やっぱり辛い。


だけど

私は陸斗君の友達。


友達だからこそ、幸せを願うべきなんだよね。



諦められないなら、ただ想うだけ。



「美味しい!」


私はレストランに着くとパスタを食べる。