それでも、キミが好きなんだ




「だ、大丈夫だよ!水飲んで少し休めば。」


「けど…」


「みんな、好きな乗り物乗ってきて良いよ!私、落ち着くまで休んどく。」


私はみんなに言う。



すると


「俺が残るから二人で遊んで来い。」


陸斗君が夏穂さんと浩太君に言う。


「よ、良いの?陸斗は。」


「桜沢、一人にしとくわけにもいかないし。別に乗り物に乗れなくても良い。」


陸斗君が言う。


り、陸斗君…。


「じゃあ、私達遊んでくるね!」


夏穂さんが言う。


「美鈴ちゃん!ゆっくり休むんだよ。」


浩太君も言う。


「う、うん!」


私が答えると二人は乗り物に乗りに行った。


陸斗君、良いのかな。



本当は乗りたかったんじゃ…


…え…


「はぁ…」


陸斗君、気分悪そう。



もしかして


「陸斗君も絶叫系苦手なの?」


私は陸斗君に聞く。