それでも、キミが好きなんだ




遊園地かぁ。


小さな頃以来、行ってないかも。





「…わ…」


遊園地は駅から歩いてすぐのとこだった。



ジェ、ジェットコースター!


あ、あんなに高いんだ…。



そういえば、小さな頃は身長制限で乗らなかった気がする。


だ、大丈夫かなぁ。



「まずはジェットコースターから乗ろうぜ!」


浩太君が言う。


…え…


だ、大丈夫!

初めて乗るんだもん。


せっかく来たんだし!

乗った事ないから怖く感じるんだよね!


うん!



「美鈴ちゃん、行こ!」


「う、うん!」


私はみんなとジェットコースターの列に並ぶ。


「楽しみだね、陸斗!」


「ああ。」


み、みんな落ち着いてる。



だ、大丈夫!


怖くない、怖くない。



「ここ、絶叫系たくさんで有名なんだよ!楽しみだな!」


浩太君が言う。