それでも、キミが好きなんだ




「しかし、今日はたくさん買ったな。」


陸斗君はショップの袋を持ち上げ、言う。


「陸斗君の私服ってああいう感じなんだね。初めて見たよ!」


「桜沢は何も買わなかったのか?」


「私はちょっと系統が違うかも…」


「桜沢は黒とか暗い色はあまり着るイメージないな。」


「うん!白とかピンクとか明るい色の服を着るかなぁ。女の子っぽい格好が好きなんだ!」


「へぇ。桜沢の私服、見てみたいな。」


「じゃあ、今度みんなで休日に遊ぶ時にでも。」


「ああ。確かに休日、みんなで遊ぶのも良いな。」


「けど、陸斗君…」


「ん?」


夏穂さんは…


「夏穂さんはそういうの気にしないかな。」


「大丈夫だ。あいつも同じようなもんだからな。」


「へ?」


「あいつだって男友達いるし。」


「そ、そっかぁ。」


「それに、俺らは付き合いが長いからな。浮気を疑ったりとかはないな。」