それでも、キミが好きなんだ




「俺、これ買って来るな。」


「あ、うん!」


陸斗君はそう言うと試着室のドアを閉める。



すると


「美鈴ちゃん、俺はー?」


…あ…


「浩太君!」


浩太君が出て来た。


何だか可愛い!


「浩太君の格好、可愛い!」


「か、可愛い…。」


「浩太君もお洒落さんなんだね。」


私が言うと浩太君は拗ねた表情をする。


「浩太君、どうしたの?」


「別に。」


浩太君…?


はっ…


可愛いって男子に禁句だったのかな!?



「ごめんね、浩太君!可愛いって言われるの嫌…だった?」


私は浩太君に聞く。


すると


「そ、そんなんじゃないよ!美鈴ちゃんにそんな事言われたら嬉しい!ただ…」


「……?」


「な、何でもない!」



浩太君…?




「付き合わせて悪かったな、桜沢。」


店を出ると、陸斗君が私に言う。