それでも、キミが好きなんだ




「陸斗君ってどういうの読むの?」


「主にミステリーとかだな。」


「陸斗君…ミステリー…好きなんだ。」


「ああ。犯人を考えたりするのがすごく面白いな。」


「へぇ。私は本自体あまり読まないなぁ。」


「貸してやろうか?色々持ってるし。」


「み、ミステリーとか怖くない?」


「この作者の書いた本は過激な表現はないから大丈夫だと思う。それに読んだらすごくハマるんだ。」


「へぇ。気になるなぁ。」


「じゃあ、今度貸してやるよ。」


「う、うん!」


「桜沢は何買うんだ?」


「わ、私は節約料理の本とケーキの本…」


「へぇ。節約料理って良いな。あ、ケーキも作るんだな。」


「う、ううん!お菓子作りはやった事ないから挑戦してみたいなぁって!」


「へぇ?何作るんだ?ザッハトルテとか?」


「そ、それはちょっと難しいかも。最初はシフォンケーキかショートケーキかなぁ。」