それでも、キミが好きなんだ




「う、うん。私は普通の公立中学だったよ。」


思い出すと、寂しい気持ちになる。



中学時代はずっと入退院を繰り返して、たまに学校に行けたとしても、いつも一人ぼっちで…



けど


「別に中学の話なんてどうだって良いだろ。」


「えー?気になるのに!」


陸斗君…?


私は陸斗君を見る。


浩太君は理世ちゃんと話し始める。


「気にするな、桜沢。」


「…え…」


「過去がどうであれ、今が楽しければ良いだろ。今は俺らがいるんだ。寂しいなんて思うなよ?」


陸斗君…

気使ってくれたのかな。


「私、今はすごく楽しいよ。みんながいるから。だから、寂しいなんて思わないよ!私、みんなと友達になれて良かった。陸斗君と友達になれて良かったです!」


私が言うと陸斗君は笑う。


「俺もお前と友達になれて良かったよ。お前といるとすっげー楽しい。」


…え…


「陸斗君…」