それでも、キミが好きなんだ




「豆腐?」


「うん!身体に良いし、カロリーも抑えられるから!」


「へぇ。初めて食べたな。結構好きだな、これ。」


気に入って貰えて良かった。


「陸斗ばっかりずるいぞー!美鈴ちゃんのおかず、貰って!」


浩太君が言う。


「こ、浩太君と理世ちゃんも良かったら。」


「じゃあ、俺は玉子焼き!」


私が言うと浩太君が言う。


だけど


「だめだ。玉子焼きも俺のだ。良いだろ?桜沢。」


陸斗君が言う。


…え…


「う、うん!」


「陸斗ばかりずるいぞ!」


「良いだろ。俺、桜沢の玉子焼き、一番気に入ってるんだから。」


り、陸斗君!


「陸斗のバカ!」


「子供か、お前は。」



陸斗君、玉子焼きお気に入りなんだ。


嬉しいなぁ。



だけど


――ビクッ。


今、何か鋭い視線を感じたような。



気のせい…かな?