それでも、キミが好きなんだ




だけど


――休み時間。



「陸斗!」


「夏穂…」


「えへ!来ちゃいました!」


夏穂さんが教室に来た。



やっぱり二人を見るのはなかなか慣れない。


胸が痛み続ける。



二人を見ると、私には遠い存在なんだなぁと思えてくる。


陸斗君と夏穂さんは本当にお似合いで、眩しいくらい。



陸斗君が私を好きになる事なんて本当にありえないんだろうなぁ。


「みーすずちゃん!」


「こ、浩太君…」


浩太君が私に声をかける。


「元気ないね?」


「そ、そんな事ないよ!」


「美鈴ちゃんが陸斗と付き合うのは難しいと思うよ。あの二人は関係長いんだし。許婚でもあるからね。」


「わ、分かってる…」


「分かってるなら…諦めるべきだよ。俺は美鈴ちゃんが辛い思いするのやだよ。」


…っ…


「私だって…やめなきゃいけないの分かってる…」


「美鈴ちゃん…」