それでも、キミが好きなんだ




だけど


「君、さっき…障害物競争に出てた子だよね?」


…え…


いきなり知らない男の先輩から声をかけられる。



「は、はい…」


こ、怖い…。


「やっぱり、可愛いね!名前、何て言うの?」


「さ、桜沢美鈴…です。」


陸斗君と浩太君は大丈夫なのに……



この先輩は何か怖い。


「ね、彼氏とかいる?」


「い、いません…」


「じゃあ、俺と付き合ってよ?」


「こ、困ります…」


「俺、君とどうしても仲良くなりたいんだよね!友達からでも良いから!」


…っ…


やだ。

助けて、誰か…!


「しつこいんだよ。」


…え…


「困ってんだろ。」


「こ、浩太君!?」


浩太君が戻って来た。



だけど


いつもの明るくてニコニコしてる浩太君とは違う。



冷たい瞳に冷たい口調。