それでも、キミが好きなんだ




だけど


…はっ…


「お疲れ、陸斗ーっ。」


「おーっ。」


陸斗君が応援席に来た。



「り、陸斗君…お疲れ様…」


「あ、桜沢。さっきはサンキューな。」


「…え…」


「ずっと心配してるって高田から聞いたから。」


り、理世ちゃん!


「俺は大丈夫だ。ケガもしてないし。心配してくれてありがとうな。」


…っ…


「よ、良かった!陸斗君、ずっと出場してたからさ…」


「ああ。さすがに疲れたな。けど、ようやく休めるし。次は障害物競争だろ?」


…はっ…


「しょ、障害物競争…」


お、お腹痛くなってきたかも!



いよいよ私の出番だからね。


ど、どうか恥をかきませんように…


「桜沢、ビクビクしすぎ。」


陸斗君が私に言う。


「ど、どうしよう!き、緊張してきた…。」


「落ち着け。」