それでも、キミが好きなんだ



怖いけど…。



「…これで良いか。」


「は、はい!」


私達は教室に着くとノートを教卓に置く。


「あ、みんないねぇじゃん。」


本当だ…



みんな帰っちゃったんだ。


てか

二人きり!


うっ…ビクビクです。



「浩太達…探すか。」


「あ、あの!」


「何だよ?」


ちゃんとお礼言わなきゃ!



「あ、ありがとう!た、たかやや君!」


はっ…


緊張しすぎて間違えた!

噛んでしまった!


「ぷっ…」


…え…


「何だよ、たかやや君って!」


そ、そんなにおかしかったかな。


「…陸斗。」


「…え…」


「陸斗で良い。」


高山君は笑って言う。


――ドキッ。


初めて見てしまった。


高山君の笑顔…。


「よ、良いの?」


「は?」


「だ、だって…高山君は私の事…嫌いなんじゃ…」