…え…


「美鈴にとって、友達でいるのって辛いでしょ?だから、離れたのに。」


「も、もう良いんだ!」


「美鈴…」


「り、陸斗君とは友達で頑張るって決めたの。それに…嬉しかったんだ。」


「え?」


「今日、陸斗君と普通に挨拶できて、話す事ができて嬉しかったの。い、今すぐに諦めるのは無理だけど…ちゃんと友達になれるよう頑張りたいの。」



だって


陸斗君と話せなくなるのはすごく悲しいから…。



離れれば離れるほど、
余計に辛くて寂しくて。


結局、陸斗君への好きは大きいって分かった。



簡単に諦められるわけがなかったんだ。


だから…



「美鈴…」


「大丈夫、頑張るよ。私!」


「そっか。ごめんね、美鈴。」


「へ?」


「高山を避けるの、辛かったよね。」


「大丈夫!辛かったけど…そのおかげで、色々な事が分かったから。」