それから、生徒達の自己紹介や委員会決めをした。



「まー、基本的に俺こんなだからお前達しっかりな」



何て先生のめんどくさそうな一言で、入学式、学校初日は終わった。



「本当、アーサは天然……バカ」


「もう!バカはいいけど天然はバカみたいだから嫌」


「それが天然」



私の言葉に葵衣は笑いながら、2人で帰る準備をした。
葵衣のお母さんも私のお母さんも、仕事だからって先に帰っちゃって2人で入学祝いって事でご飯を食べに行く事になった。



「七瀬…さん?」


「はい?」



誰かに話し掛けられて振り返ると、そこには同じクラスの子達が居た。



「今から、2人共暇?」


「ぁ、今から入学祝いなの!」


「ご飯食べ行くの」



その子達の問い掛けに、私が答えると葵衣は分かりやすく言い換えて答えた。



「なら、一緒に行かない?」



新しい友達!
私は嬉しくて葵衣を見ると



「もちろん!」



って葵衣は笑顔で答えた。
そこから、クラスの男子も加わって学校から近いファミレスに行く事になった。