「友達だもん、当たり前じゃん?誰にも言わないし、アーサが悩んだ時は私が力になる」
「ありがとうー!!」
先生と、付き合う事になってこれからどうしたらいいか本当は分かんなくって…
1人でこうやって考える事が、少しキツかった。
葵衣にも、話せないって思ってたから…
葵衣に話しただけで、先生と付き合えたって事がもっと嬉しい!って思えた。
「葵衣、大好きーッ」
私が葵衣に抱き着くと
「話せたみたいな」
って背後からの声。
「せ、先生!?」
「ま、そーいう事だから野高…宜しく」
葵衣は、にこって笑って
「アーサ、泣かせたら殴るから」
って先生に拳を握って言った。
「こえーな」
そう言って鼻で笑うと、先生は私達を抜かして体育館へと入ってった。
「友達…なんだからさ、もっとアーサは頼ってよね!」
葵衣と友達で良かった。
私は、葵衣の腕に引っ付いて二人で体育館に入った。