「先生…?」



私は、先生から大事な言葉を聞いてなかった。


先生は、私が呼ぶと振り向いて



「ん?」


「ゎ、あの…まだ聞いてなくて」


「……………あぁ、」



先生は、何故か意地悪そうに笑って



「まだ言ってやんない」


「ぇ!?何か分かったんです?」



先生は、あぁって返事を返して



「そーだなー…キスより次に進んだらな」



次……次!?


次って…


先生は、意地悪そうに笑ったままで私は考え込んだ。


だって…あの言葉言ってもらいたいから



「………何これ?」


「っ、次です」



私は、顔を赤くしながら先生の手を握った。

でも、違ったみたい。



「まぁ…いっか」



先生は、そう言うと私の耳元に口を近付けて



「好きだ…」



って、一言大好きな声で言ってくれた。



こんな幸せあってもいいの…?



私は、にこーって笑うと先生もふわって笑ってくれた。