先生との距離は凄く縮まった。


縮まり過ぎて怖いくらい…


先生、私の事気にしてくれてたのかな。



こんな早く付き合う事出来るなんて。



「おい…」


「は、はい!?」



先生に呼ばれて、考え込んでた私は我に帰って慌てて返事を返すと



「これ、清水?」



先生は、いつの間にか私の携帯を見ててアドレス帳の涼太君を指差してた。



「そうですよ!」


「他には…居ないな」


「…………?」



先生は、私のアドレス帳を全部見終えて言うと



「清水以外消去」



高校の友達は涼太君が居ない事を確認して、先生はそう言った。



「ぇ?」



ぁ…先生



「先生、縛る…「タイプだから消せ」



私は、それが何だか嬉しくて先生の言われた通りに消した。



「先生は…」


「ん…」



先生は、私に携帯を見せるとアドレス帳にフルネームで男の人ばかりの名前。



「ぁ、大丈夫です」



私だけ…



それが


【特別】


って思えたら嬉しくて顔がニヤけっちゃた。