「……………!?」



先生を見てて時間何て忘れてた私。


先生の姿をもう一回見て、私は教室を出た。



先生…
どうしてあんなに悲しそうだったの?


私は生徒だから何も聞けないし、傍にも行けない。



はぁ…



そう言えば、先生を好きになってため息も増えたなー。



「ん…?ぁ、」



私は、階段を下りて体育館の方の廊下を見ると先生の後ろ姿。



「先生!!」



思わず掛けよってしまった私に、先生は



「お前、まだ居たの…?」



何て、無愛想に言われちゃった。



「ほら、サッさと帰れ。先生の時間は終わりなの」



学校終わったし、放課後の用事も終わったからか。


先生は、そう一言行って体育館に行ってしまった。



先生の時間は終わり…



私は、先生の言葉を思い返した。


今は、先生じゃないって事だよね?


そう勝手に解釈した私は、先生を追い掛ける様に体育館に行った。